【サマソニ2018予習】クリーン・バンディット、見るべきポイントはここ!


1月に単独来日公演を行ったクリーン・バンディットが、幕張のソニックマニアと大阪のサマソニ初日に出演。サマソニでは2015年以来となる登場だが、あの“ラザー・ビー”のヒットを経てからというもの、ダンス・フェスや単独公演で毎年のように来日してくれている。クラシカルなストリングス・アレンジを施したダンス・ポップという彼らの表現スタイルは、当初は少し頭でっかちにアイデアが先行する印象を受けたものの、ライブを繰り返すにつれすっかりフィジカルな手応えを向上させ、あたかも上質なフィリー・ソウルを2010年代のサウンドとして鳴らしてみせるような頼もしいアクトになった。フェスの出演ラインナップに彼らの名前があるだけで、安心感が増すほどだ。

もしかすると今回のサマソニ来日前に2作目となるアルバムが届けられるのでは、というところだが、ユニークなラガ・チューン“ロッカバイ”やザラ・ラーソンをボーカルに迎えた美麗なガラージ“シンフォニー”と近年もUKナンバーワン・ヒットを量産し、目下の最新シングル“アイ・ミス・ユー”は日本の企業CMにも使用されるなど、盛り上がりに期待できる。(小池宏和)


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