自らのユニット、センセーショナル・スペース・シフターズを率いてサマーソニックで来日するレッド・ツェッペリンのロバート・プラントは、ジミー・ペイジのレッド・ツェッペリンをめぐる発言には失望しているし、当惑していると語っている。
レッド・ツェッペリンは2007年12月に一度だけ、ジミー、ロバート、ジョン・ポール・ジョーンズのオリジナル・メンバーとオリジナル・ドラマーのジョン・ボーナムの息子ジェイソンとで再結成ライヴを行っているが、ロバートはその後、再結成ツアーなどを度重ねて断ってきたことで知られている。
その一方でジミーは何度もツェッペリンの再結成を望んでいることをほのめかしてきていて、ことあるごとにロバートに敬遠されてきたことについて「もううんざりだ」とも言い放ってきている。
これに対してロバートはアンカット誌にジミーの意図がわからないと次のように語っている。
「もうかわいそうになっちゃうくらいでね。自分がなんか喋れば大見出しを取れるということはよくわかってるんだよ。でも、ジミーがなにをやりたいのかぼくにはよくわからないんだ。だから、ちょっと残念だし、困ってもしまうよ」
また、ロバートとしてはジミーとのコラボレーションについて興味は持っていたが、アコースティックとしてのものだったことも次のように語っている。
「何年か前にはこう言ったんだよ、『アコースティックな題材がなんかあったら教えてよ。ちょっと回して聴いてみるから』ってね。立場の違いを乗り越えての提案のつもりだったんだけどね」
「そのままジミーの方からやめちゃったんだよ。でも、まともな作品なんか一緒に作れるはずがないんだから。期待感のプレッシャーがあまりに重すぎるからね」